赤ちゃんを海外旅行に連れて行こうとすると、飛行機やオムツなど、さまざまな不安がありますよね。しかし、何よりも気になるのが離乳食の問題。特に、普段から離乳食を手作りしているママさんは悩んでしまいがちですよね。そこで今回は、赤ちゃんと海外旅行に行った際の離乳食に関する悩みを解決する方法についてご紹介していきます。
目次 – 1赤ちゃんを連れての海外旅行!離乳食はどうする? – 2海外でも離乳食を手作りする際の方法・注意点 – 3現地で離乳食を買うのはあり?なし? – 4離乳食としてベビーフードを持ち込む際の注意点 – 5しっかりと準備をして、赤ちゃんとの海外旅行を楽しみましょう
赤ちゃんを連れての海外旅行!離乳食はどうする?
赤ちゃんを連れて海外旅行に行いきたいけれど、離乳食のことが心配で悩んでいるママさんが少なくはありません。そこで、まずは離乳食の初期、中期、後期と3つに分けて、海外でも赤ちゃんの離乳食に困らないようにお話していきましょう。
〇離乳食初期(5~6か月) このころは母乳やミルクは飲みたいだけ与える時期です。離乳食は1日1~2回程度が目安。おかゆ中心で良いので、海外旅行ではママが楽に離乳食をあげられる時期でしょう。 おすすめは、お湯で溶くだけの粉末状の米がゆです。野菜や魚のペーストなどと合わせる事も出来る便利さが人気です。
〇離乳食中期(7~8か月) いろいろな味や舌ざわりを覚えていく時期です。1日2回食に慣れさせる時期ですね。このころの赤ちゃんには、かさばらないレトルトのベビーフードなどを準備していくと良いでしょう。
〇離乳食後期(9~11か月) 1日3回食に進めて行く時期です。歯ぐきでつぶせる固さのものが食べられるころですね。海外旅行では日本から市販のベビーフードを購入していき、現地でもあげられそうなものと合わせて離乳食を作ってみても良いでしょう。
〇離乳完了期(1歳~1歳4か月ごろ) この時期の赤ちゃんは、大人のように1日3回食のリズムが出来上がっていく時期ですね。完全に離乳食が完了しているわけでないので、念のために市販のベビーフードを少し持っていけば、あとは固さと味付けに気をつけて、大人と同じ食べ物で大丈夫でしょう。
海外でも離乳食を手作りする際の方法・注意点
日本から市販されているベビーフードを準備していくけれど、出来れば現地でも離乳食を手作りしたいと考えているママさんもいますよね。その際の注意点をいくつかお話ししましょう。
海外は水の種類が違う?
水には「軟水」と「硬水」の2種類があることをご存知ですか?日本の水道水は軟水ですが、硬水との違いについて説明しましょう。 水にはカルシウムとマグネシウムイオンが含まれていますが、水1000ml中に溶けているそれらの量をあらわした数値を「硬度」と言います。この硬度が60未満を「軟水」、120未満を「中硬水」、それ以上なら「硬水」というように区別しています。
硬水のメリットとして、便秘解消、動脈硬化の予防、煮込み料理に適していることなどが挙げられますが、マグネシウムの量が少なくお腹に優しい軟水で育ってきている日本の赤ちゃんには「軟水」が適しているでしょう。また、硬水は胃腸に大きな負担がかかってしまう事も覚えておくと良いですよ。
旅行先の国のミネラルウォーターを予め調べておく
赤ちゃんに麦茶を作ったり、お湯を注ぐだけのおかゆを作る際に大切な水。 海外旅行で行く国が、日本と同じ軟水であれば問題ありませんが、実は硬水の国が多いのも事実です。
それなら、行きたい国のミネラルウォーターの硬度を予め調べておけば、現地で慌てることなくスムーズに軟水を購入する事が出来ますね。でも、どんな風に調べて良いのかわからない方のために、おすすめのサイトをご紹介しましょう。
水広場→www.mizuhiroba.jp このサイトで、硬度が60以下のものをリストアップして海外旅行先で購入すれば心配がありません。赤ちゃんの安心、安全のためにも軟水のミネラルウォーターは事前にチェックしておくと良いですよ。
湯沸かし棒があると便利
海外旅行先で、気兼ねなくお湯を温めたい時に持っていると便利なのが「湯沸かし棒」です。日本とは違い、ポットなどが常備されていない海外のホテルは多いもの。国によってはコーヒーメーカーなどがあるかも知れませんが、やはり事前に日本から準備にしておくに越したことはありません。
【あると便利なもの】 〇お湯を沸かすための耐熱カップやマグカップ 〇湯沸かし棒(携帯湯沸かし器、トラベルコイルヒーター) 〇赤ちゃん用の食器やスプーンなど
海外旅行用の携帯湯沸かし棒を用意していけば、現地でも困ることなく赤ちゃんに離乳食を作ることが出来るでしょう。また、海外国内両方で使うことが出来るトラベル用のワールドポットなどもあるので、興味のある方は調べてみて下さいね。
現地で離乳食を買うのはあり?なし?
ママさん達の悩みの1つに、海外旅行先で現地の離乳食を買うのはどうなのだろう?という声が聞かれます。絶対になしとは言えませんが、海外のレトルト、瓶詰めの離乳食は日本の素材や味付けとは異なるものが多いです。その為、慣れない味やにおいがもとで、赤ちゃんが食べてくれないケースが考えられます。
日本とほぼ変わらないような味付けの離乳食があるかも知れませんが、一つ一つ調べていくことは出来ませんよね。ですから、海外旅行の場合は現地で離乳食を買うよりも、普段食べ慣れている日本のベビーフードを購入していく方をおすすめします。
シリアルなどは現地で購入出来る
海外で売られているシリアルなどは、日本でも売られているものと同じメーカーのものが売っている場合があります。また、ベビー用のビスケットなども購入出来るので、それらは赤ちゃんに食べさせても問題ないでしょう。
フルーツや野菜は現地で購入して食べさせても良いですが、今まで食べたことが無いような海外のめずらしいフルーツなどはアレルギーの心配もあるので、控えた方が良いでしょう。
離乳食としてベビーフードを持ち込む際の注意点
機内に手荷物として持っていけるかを確認しておく
赤ちゃんと海外で楽しく過ごすために用意した離乳食用品。しかし、国によっては手荷物に入れて機内に持ち込めない場合もあるので注意が必要です。 予め海外旅行先の大使館や航空会社に問い合わせて、しっかりと調べておく必要があります。
赤ちゃんの為のミルクや離乳食などは、基本的には機内への持ち込み可能です。特に透明なジップロックに入れる必要もありません。ただし、手荷物の検査では出すように言われる場合があります。検査をスムーズにするためにも、別の袋などに分けて出し入れしやすいようにしておくと良いでしょう。
〇オーストラリアへ入国の場合 未開封の市販品で、6か月以上保存可能な離乳食は持ち込み可能。 乳児同伴に限り、開封済みでも1個までは持ち込める。 粉ミルクは10㎏まで持ち込み可能。乳児同伴に限り、開封済みも1個までは可能。
〇アメリカ(ハワイ、グアム含む)へ入国の場合 例え離乳食でも、原材料に「肉」「肉エキス」と表示がある場合は持ち込み不可です。粉ミルクに関しては未開封の物に限り持ち込み可能。
食品の持ち込みに厳しいと言われているオーストラリアとアメリカを例にあげてみましたが、このように例え離乳食でも持ち込みが不可になる場合もあるので、事前に必ず行き先の国の情報を調べておきましょう。
まとめ
赤ちゃん連れでの海外旅行は、離乳食の問題をはじめさまざまな心配事がつきものですが、しっかりと事前準備をしておけば、家族で素敵な思い出を作ることができます。
本記事でご紹介した内容を振り返ると、離乳食の準備は赤ちゃんの月齢(初期・中期・後期・完了期)に合わせて対応を変えることがポイントです。離乳食初期はお湯で溶くだけの粉末状の米がゆが便利で、中期以降はレトルトのベビーフードを日本から持参するのが安心です。
海外で離乳食を手作りする場合は、水の硬度に十分注意しましょう。日本の赤ちゃんは軟水に慣れているため、硬水は胃腸に負担がかかります。渡航先のミネラルウォーターの硬度を事前に調べておき、軟水を選ぶようにしましょう。
また、離乳食やミルクを機内に持ち込む際のルール、渡航先への食品持ち込み規制も国によって異なります。特にオーストラリアやアメリカは食品の持ち込みに厳しい規制があるため、事前に大使館や航空会社に確認しておくことが大切です。
赤ちゃんとの海外旅行は大変なことも多いですが、だからこそ思い出に残る特別な体験になります。準備を万全にして、家族みんなで楽しい旅行を満喫してくださいね。
よくある質問(Q&A)
Q1. 赤ちゃん連れの海外旅行はいつ頃から可能ですか?
A. 航空会社によって規定は異なりますが、多くの航空会社では生後8日以降から搭乗が可能です。ただし、赤ちゃんの免疫力や体力を考慮すると、首がすわる生後3〜4ヶ月以降が望ましいとされています。初めての赤ちゃん連れ海外旅行であれば、フライト時間が短い近場のアジア圏(韓国、台湾、グアムなど)がおすすめです。長時間のフライトは赤ちゃんにもパパ・ママにも負担が大きいため、慣れてきてから徐々に遠い渡航先にチャレンジするのがよいでしょう。
Q2. 飛行機の中で離乳食をあげるタイミングはいつがいいですか?
A. 離乳食をあげるベストなタイミングは、シートベルトサインが消えている安定飛行中です。離陸前や着陸前は気圧の変化で赤ちゃんが不機嫌になりやすいため、この時間帯は授乳やミルク、おしゃぶりなどで耳抜きの対策をしてあげましょう。離乳食は事前にすぐ食べられる状態にしておくと、機内でもスムーズにあげられます。パウチタイプのベビーフードやお湯で溶かすだけのフリーズドライタイプが便利です。食べこぼし対策として、大きめのスタイと使い捨てのランチョンマットを持参するのもおすすめです。
Q3. 赤ちゃん連れにおすすめの海外旅行先はどこですか?
A. 赤ちゃん連れに特におすすめの海外旅行先は、フライト時間が比較的短く、衛生環境が整っている場所です。具体的には「グアム」(フライト約3.5時間、日本語対応の施設が多い)、「ハワイ」(フライト約7時間だが、子連れ向けの施設やサービスが充実)、「台湾」(フライト約3〜4時間、親日的で子供にも優しい文化)、「シンガポール」(フライト約7時間、清潔で安全な街並み)などがおすすめです。いずれも日本語が通じる施設やホテルがあるため、初めての赤ちゃん連れ海外旅行でも安心です。
Q4. 離乳食用の食器やカトラリーは持参した方がいいですか?
A. はい、持参することをおすすめします。赤ちゃんが普段使い慣れている食器やスプーンがあると、慣れない環境でも食事がスムーズに進みます。軽量でかさばらないプラスチック製やシリコン製の食器がおすすめです。また、吸盤付きの食器はテーブルに固定できるため、赤ちゃんがひっくり返す心配が少なく便利です。使い捨てのスプーンやフォークも数本持っておくと、外出先での食事の際に重宝します。
Q5. アレルギー持ちの赤ちゃんの場合、海外旅行で気をつけることは?
A. アレルギー持ちの赤ちゃんと海外旅行に行く場合は、特に慎重な準備が必要です。まず、アレルギー対応の離乳食やベビーフードは多めに日本から持参しましょう。海外の食品は原材料表記が日本とは異なるため、現地で安全な食品を探すのは困難です。また、赤ちゃんのアレルギー情報を英語で記載したメモ(アレルギーカード)を作成しておくと、現地のレストランやホテルで伝える際に役立ちます。さらに、かかりつけ医に相談して、アレルギー症状が出た場合の対処法と緊急用の薬を処方してもらっておきましょう。
知っておきたいポイント
赤ちゃん連れ海外旅行の持ち物チェックリスト(離乳食関連)
離乳食に関する持ち物をまとめましたので、出発前に確認してみてください。
- 日本製のレトルトベビーフード(日数分+予備2〜3食分)
- お湯で溶かすタイプの粉末おかゆ
- ベビー用おやつ(ビスケット、おせんべいなど)
- 赤ちゃん用の食器・スプーン
- 食事用スタイ(使い捨てタイプが便利)
- ウェットティッシュ(ノンアルコールタイプ)
- 密閉できるジッパー付き保存袋
- 携帯湯沸かし器(トラベルコイルヒーター)
- 耐熱カップまたはマグカップ
- 赤ちゃん用の麦茶やジュース
- 粉ミルク(必要な場合)
- 哺乳瓶・哺乳瓶消毒グッズ
帰国時の注意点
楽しい海外旅行を終えて帰国する際にも、いくつか注意点があります。まず、赤ちゃんの体調の変化に気をつけましょう。慣れない環境や食事、時差の影響で、帰国後に体調を崩すことがあります。帰国後2〜3日は無理をせず、ゆっくりと日常のリズムに戻していきましょう。
また、海外から持ち帰った離乳食の食べ残しや現地で購入した食品は、日本の検疫規制に引っかかる場合があるため、税関申告が必要かどうかを確認しておきましょう。特に肉類を含む食品は持ち込み禁止の場合がほとんどですので、現地で処分してから帰国するのが安心です。
赤ちゃんとの海外旅行は準備が大変ですが、家族の絆が深まるかけがえのない経験になります。しっかり準備をして、安心して楽しい旅行を満喫してくださいね。