ライフスタイル

圧力鍋は爆発する?初めての圧力鍋を安全に使用するTips

圧力鍋は手軽なキッチン家具。通常では3時間程度煮込まないといけない料理でも30分程度で料理できちゃう優れもの。

ただ使い方を間違えると凶器にもなるこの圧力鍋。家族や子供の安全を守るためにも、キッチンで圧力鍋を使うときに注意したいポイントをまとめます。

公開日: 2018/02/22    最終更新日: 2018/04/03

目次 – 1圧力鍋の仕組み2圧力鍋は安全に注意して使いましょう3圧力鍋に入れてはいけないもの4圧力鍋を加圧中の注意点5圧力鍋の蓋を圧力が下がりきっていないときに開ける6こんなに便利!初めての圧力鍋の魅力

圧力鍋の仕組み

https://www.pakutaso.com/20151057279post-6168.html

圧力鍋は温度と圧力によって、短時間の料理を可能にしています。 その一方で、爆発事故が怖くて使えない…なんて方もいらっしゃいますよね。 圧力鍋が密閉されていることは、みなさんご存知でしょうか?この“密閉”がポイントなのです。

まずは圧力鍋の仕組みを理解して、安全に使ってくださいね。

温度と圧力がポイント!

はじめに、温度と圧力について説明します。 標高0メートル、1気圧の時、水の沸点は100度です。この沸点は、標高と圧力により変動し、これを利用したのが圧力鍋なのです!

例えば、山頂では気圧と沸点は低く、ふもとでは気圧と沸点は高くなります。山頂とふもとでは、“具材へ伝わる温度に差がある”ということです。

圧力鍋では、密閉し加熱することによって圧力を高くしています。それに比例して、沸点も高くなりますよね。つまり普通のお鍋で調理するより、圧力鍋は具材を高温で調理できるため、短時間で美味しい料理が出来上がるのです!

圧力鍋は安全に注意して使いましょう

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/0I9A351215032114onepoint_TP_V4.jpg

圧力鍋のしくみについてご説明させていただきました。

では次に、安全に使用していただくため ・圧力鍋の使用前にチェックすべきこと ・圧力鍋による爆発事故 についてご紹介させていただきます。

爆発事故を回避し、「安全に・簡単に・美味しく」をモットーに圧力鍋と上手に付き合っていきましょう!

圧力鍋の使用前に要チェック!

圧力鍋には使用前に点検しておくべき箇所がいくつかありますので、ご紹介いたします。 ・おもりは見えているか ・ゴムパッキンは内部に収まり、汚れや傷みはないか ・圧力(蒸気)放出口の目詰まりや汚れがないか ・安全装置は正常であるか これらの確認はしていますか?

安全確認を怠り、爆発という最悪な事態になった時にはもう遅いのです。お子さんのいるご家庭は、特に注意してくださいね。

圧力鍋による爆発事故事例

いつものように圧力鍋に具材を入れ、調理をしていました。10分後火を止めて、しばらく放置。 その日はなかなか蓋が開かなかったため、水をかけてみました。すると爆発によって鍋の蓋や加熱された具材が飛び、大火傷。キッチンは滅茶苦茶になり、ガスコンロまで壊れてしまいました。

蒸気放出口の目詰まりが爆発の原因だったようです。しっかり汚れを落として、毎回チェックをすればよかったと後悔しました。

圧力鍋に入れてはいけないもの

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/cc0160160106_TP_V4.jpg

圧力鍋に入れてはいけないものはこちらです。 ・泡立つもの (例:パスタ、うどん、里芋の煮っころがしなど) ・膨らむもの (例:餅、ちくわ、はんぺん) ・カレーやシチューのルウ ・重曹 ・牛タンなど、皮膜に覆われたもの ・豆類 ・多量の油、お酒、砂糖 これらの多くは蒸気放出口を塞いでしまう危険があり、爆発事故の原因となります。

また、具材を入れすぎないように注意が必要です。具材の入れすぎも、蒸気放出口の目詰まりのもととなります。鍋の3分の2の量を目安としましょう。

圧力鍋を加圧中の注意点

火加減についてご説明いたします。

圧力がかかるまでは基本的に中火とし、鍋の側面に炎がまわらない程度に抑えてください。加圧中は弱火まで下げ、設定した圧力レベルから上がりすぎないよう、火加減を調整します。加圧しすぎると吹きこぼれてしまう可能性もあるため、爆発の原因となります。

また、圧力鍋での強すぎる非は厳禁で、鍋底から炎がはみ出してしまうと、取っ手が焦げてしまうことも。取っ手の損傷も、爆発事故に繋がりかねません。 火加減は、鍋の周りに炎が広がらないよう、弱火から中火が最適です。ただし、IHクッキングヒーターは急激に加熱され、ガスコンロよりも沸点までの時間が短い可能性があります。

さらに、空焚きも爆発の原因に。防ぐため、加圧時間10分につき200ml~250mlのお水をいれましょう。

圧力鍋の蓋を圧力が下がりきっていないときに開ける

https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/FCFG100144916_TP_V4.jpg

蓋を開ける際は、減圧されているかを確認して開けてください。

“PSCマーク”のあるものは安全装置がついており、圧力が下がらなければ蓋が開かないしくみになっています。 しかし、安全装置の点検もあるように、必ず正常に動作している保障はありません。安全装置があるからと安心せず、減圧されているかご自分で確認してくださいね!

では次に、減圧方法についてご説明いたします。しかし圧力鍋は製品ごとに減圧方法が異なりますので、取扱説明書をよく読んでくださいね。

自然に減圧する方法

自然減圧はベーシックな冷却方法です。火を止めた後、圧力ピンが下がるまで待ちます。ピンが完全に下がりきるまで待たないと、爆発の恐れがありますので気を付けてくださいね。

この待ち時間に調理器具を洗ったり、飲み物や他の料理の盛り付けをしたり。有効活用しています!

圧力鍋に水をかける・つける方法

水冷減圧とは、早く圧力を下げたいときの冷却方法です。火を止めた後、鍋を水道の蛇口へ移します。その時、鍋を振るなど衝撃を与えるようなことは爆発の原因となるので、静かに移動させましょう! シンクに移動させたら上から水をかけ流し、ピンが完全に下がったら蓋を開けてください。

その他に、圧力鍋を水につける方法もあります。しかしステンレス製ですと、鍋底が傷む可能性があるので注意してくださいね。

1 2

まとめ

圧力鍋は、正しい使い方さえ守れば、毎日の料理を驚くほど時短できる便利なキッチンアイテムです。煮込み料理が30分で完成し、食材の旨味をしっかり引き出してくれるのは、圧力鍋ならではの魅力です。

この記事でご紹介したように、安全に使うためのポイントは大きく4つです。使用前の点検(おもり・パッキン・蒸気放出口・安全装置の確認)、入れてはいけない食材の把握、適切な火加減の調整、そして蓋を開ける前の減圧確認です。これらを守るだけで、爆発事故のリスクを大幅に減らすことができます。

圧力鍋を敬遠していた方も、安全ルールをしっかり理解すれば怖がる必要はありません。時短調理で生まれた時間を、家族との団らんや趣味の時間に充ててみてはいかがでしょうか。圧力鍋を味方につけて、毎日の食卓をもっと豊かにしましょう。

よくある質問(Q&A)

Q1. 圧力鍋は本当に爆発するのですか?

A. 正しく使えば爆発の心配はほぼありません。現代の圧力鍋には複数の安全装置が搭載されており、異常な圧力がかかると自動的に蒸気を逃がす仕組みになっています。爆発事故のほとんどは、蒸気放出口の詰まり、パッキンの劣化、入れてはいけない食材を入れた、蓋が正しく閉まっていなかった、といった使用上のミスが原因です。毎回使用前に蒸気放出口やパッキンの状態を確認し、正しい使い方を守れば安全に使えます。PSCマーク付きの製品を選ぶことも大切です。

Q2. 圧力鍋の選び方を教えてください。初心者におすすめの圧力鍋はどれですか?

A. 初心者には安全機能が充実していて、操作がシンプルなものがおすすめです。素材はステンレス製が丈夫で長持ちします。サイズは2〜4人家族なら3.5〜5.5リットルが使いやすいでしょう。最近人気の電気圧力鍋は、火加減の調整が不要で、タイマーセットするだけで自動で調理してくれるので、初心者に特におすすめです。ティファール、フィスラー、WMFなどの信頼できるブランドの製品を選ぶと安心です。価格は5,000〜20,000円程度が主流ですが、安全性を考えると極端に安いものは避けた方が良いでしょう。

Q3. 圧力鍋でカレーを作る時の注意点は?

A. カレーのルウは圧力調理の「後」に入れてください。ルウを入れた状態で加圧すると、ルウが鍋底に焦げ付いたり、泡立って蒸気放出口を塞いだりする危険があります。正しい手順は、まず野菜と肉を水で加圧調理し、火を止めて減圧した後に蓋を開け、それからルウを溶かし入れます。ルウを入れた後は蓋をせず、通常の鍋と同様に弱火で数分煮込めば完成です。この方法なら、野菜はほくほく、お肉はとろとろの美味しいカレーが短時間でできあがります。

Q4. 圧力鍋のパッキンはどのくらいで交換すべきですか?

A. パッキン(ゴムの密閉リング)は圧力鍋の安全性を左右する重要なパーツです。使用頻度にもよりますが、一般的には1〜2年に一度は交換することをおすすめします。パッキンが硬くなっている、ひび割れや変形がある、蒸気が漏れるようになったら交換のサインです。パッキンは各メーカーの公式サイトや家電量販店で購入できます。交換用パッキンは必ず同じメーカー・同じ型番のものを使用してください。定期的な交換で、安全かつ効率的な圧力調理を維持しましょう。

Q5. 圧力鍋でできるおすすめの時短料理は?

A. 圧力鍋が得意とするのは、通常なら長時間煮込むメニューです。豚の角煮は通常2〜3時間かかりますが、圧力鍋なら30分で箸で切れるほど柔らかくなります。ビーフシチューは加圧15分で深いコクが出ます。おでんは加圧10分で味がしっかり染みます。鶏の手羽元煮は加圧8分で骨離れ抜群に。また、豆の煮物や玄米の炊飯にも重宝します。慣れてきたら、蒸し野菜や茶碗蒸しなど、蒸し料理にも挑戦してみてくださいね。

知っておきたいポイント

圧力鍋のお手入れ方法

圧力鍋を長く安全に使うためには、日々のお手入れが欠かせません。使用後は毎回、蒸気放出口と安全装置の周りを丁寧に洗いましょう。爪楊枝や細いブラシを使って、蒸気口の詰まりを除去します。パッキンは取り外して別途洗い、よく乾燥させてから戻しましょう。鍋本体は中性洗剤とスポンジで優しく洗います。焦げ付きがある場合は、重曹水を入れて少し加熱してから洗うときれいに落ちます。水滴が残ったまま収納すると錆やカビの原因になるので、しっかり乾かしてから片付けましょう。

電気圧力鍋という選択肢

最近では、火を使わずにボタン一つで調理ができる電気圧力鍋が人気を集めています。電気圧力鍋のメリットは、火加減の調整が不要なこと、タイマー設定で放置調理ができること、そして安全性が高いことです。火の消し忘れの心配がなく、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えます。代表的な製品として、シャープのヘルシオ ホットクックや、ティファールのクックフォーミー、アイリスオーヤマの電気圧力鍋などがあります。朝にセットして外出し、帰宅後にはおかずが出来上がっている、という使い方もできるので、忙しい方に特におすすめです。

圧力鍋を使った栄養を逃さない調理法

圧力鍋は時短だけでなく、栄養面でも優れた調理器具です。短時間で調理が完了するため、ビタミンなどの熱に弱い栄養素が壊れにくいとされています。また、密閉状態で調理するため、蒸気とともに栄養素が逃げ出しにくいのもメリットです。特に根菜類や豆類は、圧力鍋で調理することで消化しやすくなり、栄養の吸収率がアップします。骨付き肉を圧力鍋で調理すると、骨からカルシウムやコラーゲンが溶け出し、栄養たっぷりのスープが取れます。圧力鍋を上手に活用して、家族の健康を食事からサポートしましょう。

関連記事